17日は玉名にも初雪がちらつき、一段と寒さが厳しくなってまいりました。
現在圓光寺では御取越参りにて御門徒の皆様のお宅へ伺っております。
「ウチには来てないよ~!」という方はお寺の方にお申し付けください。順次回らさせて頂きます!御取越参りは地区ごとに日にちが決まっておりまして、毎年同じ日時で回らさせて頂いております。
そんな御取越参りの中、御門徒の方からご質問がありました。
「若院さん、そもそも御取越というのは何の為のお参りなんですか??」
こんな質問がありましたので、せっかくなので本日は御取越について少し説明させて頂きます
そもそも浄土真宗の御開祖である親鸞聖人の御命日が、現在の暦にて1月16日にあたります。(旧暦では11月28日)
その御命日に合わせ西本願寺では1月9日~16日において御正忌報恩講(御命日法要)が勤められます。圓光寺でも毎年御正忌をお勤め致しております。
ですので、御正忌は御本山や末寺に参れるように、事前に取り越し(繰り上げ)て各御門徒様のご自宅で報恩講を勤めさせて頂くというのが始まりであります。
圓光寺では基本的には12月に回らせて頂いているのですが、早い地域は10月から、そして最後の地域は3月に回ります。(繰り上げとは.....笑)
御取越参りは地域性が出やすい行事でありますので、お寺によって時期が様々だったりしますが、お参りの意義は同じです。
また私の思いの中には、近年その年に御年忌(法事)などがあたらない御門徒様には、御取越参りでしかお会いできないこともあります。ですので1年に1度直接お会いし、ご一緒に参らさせて頂くこの時間はとても大切なものだと感じております。
そして、年が明けましたら御正忌報恩講に是非お参り頂ければと思います!
皆様のお参りをお待ちしております。
合掌
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